森林の未来を創造する

山林の見える化を実現する森林管理
※現在の対応地域は和歌山県

詳しくはこちらから

山林の見える化

山林は場所や広さ等について、今来「その山林をよく知る有識者」や「財産を継承する方」による「記憶」にて管理されてきましたが、山林に赴く方が少なくなったことで、放置される山林が増えつつあります。

わたくしたちはそんな現状を「山林の危機」と捉え、記憶による継承が途絶えたとしても記録による山林管理が容易な、GPSを活用したGISシステムを導入しています。またこのシステムでは航空写真を用い場所や広さの「見える化」が実現した他、樹種や材積、施業履歴などを半永久的にデータ管理することにより、植栽~更新まで一貫した山林の経営計画が可能となりました。

※グーグルアースとの連携により山林の位置をお持ちのPCやスマートフォンで確認できます。

気象条件に適合する造林

詳しくはこちらから

気象条件に適合する造林

造林=間伐=木を伐る仕事、とイメージする方も多く、また木を伐ることは「自然破壊」と勘違いされる方が増えてきています。
しかし造林とは風害や雪害、土砂崩れなどの危険から森林を守る目的で、適切に木を伐り植えることで、自然環境を守る仕事でもあるのです。

そこでわたくしたちは、戦後の拡大造林にて植栽された森林を健全に保つため、以下の方法で造林しています。

  • 改植・新植=気象や日照条件等を勘案した植栽密度や苗木の選定
  • 獣害防止=設置範囲や費用を勘案したの選択など
  • 下刈り=植栽木の生長等を考慮した頻度
  • 間伐・除伐=風害・雪害等の気象条件や立木密度を勘案した伐採率
  • 搬出間伐=残存木に傷がつきにくい伐採方法や将来施業を意識した間伐率
  • 枝打ち=気候・周辺環境・虫害等を考慮した施業や提案

※「森林の機能を維持する為に適切に木を伐る」=「未来の森林(環境)を造る仕事」

地形・地質に敵した作業道

詳しくはこちらから

地形・地質に敵した作業道

あらゆる分野での技術革新が著しく、急傾斜な山林に長時間徒歩で赴く行為は敬遠され、昨今森林経営意欲が減退傾向にある現在において、わたくしたちは2010年から地域の方々と相談し、道端林業が意欲向上への近道であると作業道の作設をはじめました。

当初四万十式工法により始めた作業道は、地域の地形や地質を考慮し改善、2013年オリジナル工法を考案し、現在では年間約8000mを作設しています。

また甚大な被害をもたらした台風13号が紀州地方に襲来しましたが、この工法で作設した作業道に被害がみられなかった事から、現在「崩壊しづらい作業道」として関係者のみなさまに評価頂いております。

※現場視察等も行っています。

伝統と革新の素材生産

詳しくはこちらから

地域の風土を生かした素材生産

足場丸太製造業として創業した昭和30年、俗称「しゅら」と呼ばれた丸太道を用い足場丸太を川に流して販売していた私たちの素材生産は、昭和50年代より林業架線による原木丸太生産業を開始、約70年の歴史を経て高性能林業機械と伝統を融合した素材生産へと変革させ、平成27年現在約9000m3の生産を行っています。

また原木価格が高騰した昭和50年代に比べ現在は大幅に下落し、林家所得が減少傾向にある事から、低コスト施業を目的とした、作業システムの革新や工種別の生産性管理を社員全員で協議することにより、山林経営環境の改善に努めています。

最新導入機械はこちらから

Response to a demand みなさまの「声」に応える。 Situeation of the customer みなさまの立場に立つ。